セラミック治療で歯並び改善はできる？矯正治療との違いを解説

セラミック治療は歯の色や形、そして見た目の美しさを整える審美歯科の一種と広く知られていますが歯並びの改善にも活用できる場合があります。

ただし、そのアプローチは矯正治療とは根本的に異なるのです。

セラミック治療による歯並びの改善は主に歯の表面を削って形を整え、セラミック素材のクラウンやラミネートベニアを被せることで見た目上の歯列を整えるという方法です。

そめ大きく歯並びがずれている場合や、噛み合わせに問題があるケースでは適さず軽度の歯列不正や前歯の隙間ねじれといった見た目の問題に限定して効果を発揮します。

矯正治療は歯そのものの位置を時間をかけて動かす治療であり、機能的な改善も視野に入れた根本的なアプローチとなります。

そのためセラミック治療は即効性がある反面、歯を削るという不可逆的な処置が必要になることを理解しておく必要があるのです。

歯並びを整えたいと考える際には自分の希望が見た目の改善なのか、噛み合わせを含めた全体的な矯正なのかを明確にしセラミック治療か矯正治療のいずれが適しているのかを歯科医師と相談して判断することが大切です。