インプラント治療は上顎でも可能?難しいと言われる理由

インプラント

インプラント治療は上顎でも十分に可能ですが、下顎に比べて難易度が高いと考えられています。

その大きな理由は、骨の質と量の違いです。

上顎の骨は全体的にやわらかく密度が低いため、インプラントをしっかり固定するためのサポート力が不足しやすい傾向があります。

上顎には、上顎洞(サイナス)と呼ばれる空洞が存在します、そのため、骨の高さが足りないケースでは、この空洞を避ける必要が生じるのです。

骨量が不足している場合は、サイナスリフトや骨造成といった追加の処置が求められることもあるかもしれません。

さらに噛み合わせの力がかかる方向や上顎の骨の形状も影響するため、適切な位置と角度でインプラントを埋入するためには綿密な診断が不可欠です。

CT撮影などを用いて骨の状態をしっかり把握し、治療計画を立てることで成功率を高めることができるでしょう。

難しいと言われる要素はありますが、技術の進歩により、上顎インプラントは実現可能になってきています。

上顎での治療を検討する際は自分の骨の状態を丁寧に説明してくれる歯科医師に相談し、納得した上で治療を進めることが大切です。

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