インプラントのセメント固定とは?その役割と種類を紹介
インプラント治療においてセメント固定は重要な役割を果たしますが、セメント固定とはインプラント体と上部構造(クラウンやブリッジ)を接合するための方法で、しっかりとした安定性を提供します。
セメント固定の役割には安定性の確保や隙間の防止、修復の容易さなどがあります。
セメントはインプラントと上部構造を強固に結びつけることで、噛む力に耐えられる安定した状態を保ちます。
これにより、食事をする際の不安を軽減してくれるでしょう。
セメント固定を行うことで、インプラントと上部構造の間に隙間が生じるのを防ぎ、細菌感染のリスクを低減します。
セメント固定のインプラントは、将来的に上部構造を交換する際に比較的簡単に取り外すことができるため、メンテナンスが容易です。
セメントの種類には、強力な接着力を持ち、臨床で広く使用されているレジンセメント・フッ素放出特性があり、虫歯予防に寄与するグラスアイオノマーセメント・高い強度と優れた審美性を兼ね備えたコンポジットセメントなどの種類があります。